片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.08.06

1236号 「やっぱり!トラさん」(8月6日)でのコメント

 FM「おかやま」の標記番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① 日銀の731日の金融政策決定会合で、黒田総裁は今の低金利を維持することを前提とした上で現在0%程度に誘導している長期金利の上限を0.2%程度に誘導する考えを表明した。日銀は2013年(平成25年)から強力な金融緩和を続けて来たが、目標とした2%の物価上昇は達成できずいまだ足元の物価の伸びは鈍く、目標達成は2021年度以降にずれ込む見通しのようだ。そのためには低金利の副作用に配慮しながら、目標達成まで少なくとも後3年強い緩和を続ける政策の枠組みに移行する必要がある。ただ、これからは変動幅を倍くらい(0.2%程度)として金利が動くので、その分金融機関が体力回復を図ることができると思われる。

 ② 先行きの日本経済には不透明感が漂う。19年度、20年度の日本経済は内需の減速を背景に成長ベースは鈍化しても外需に支えられて景気の拡大基調は続くとするが、米国の保護主義的通商政策による貿易戦争などが大きなリスクになる恐れがある。そして、米FRBは量的緩和を終了しEUECBはその年内終了を決めた。その中で日銀の5年以上にわたる金融緩和政策の限界や問題点が指摘されている。

 ③ 東京医科大の一般入試で、女子受験生(男性の三浪生も)の点数に係数をかけて一律に減点し合格者数を全体として3割程度に抑制していたことが判明した。同大出身の女性医師が結婚や出産で離職、休職し、系列病院の医師が不足する恐れを考慮した「必要悪」の措置だとの説明だが、凡そ時代の流れに逆行した女性差別で今時全く通用しない。他の多くの職場と同じように、家庭や子供を持ちながら仕事を続ける環境をどうやって作って行くか、その対策が急がれる。

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