片山とらのすけ
メールマガジン
2018.05.11
1217号 「ズバリ！トラさん」（5月10日）でのコメント
FM「くらしき」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。
① 南北首脳会談は、既報のとおり、4月27日行われた。南北融和ムード一色で、各国もおおむね歓迎、文大統領の支持率は80％を超え、金委員長も「悪玉」視されていたのに、「善玉」論も出始めた。しかし、この会談は米朝首脳会談の「露払い」「地均し」なので、評価は本番の可否によって定まる。米国と北朝鮮の下交渉は難航との見方が多い。事実、金委員長は突如5月7日～8日大連を訪問し習主席と会談、その直後習主席はトランプ大統領と電話会談をした。5月9日には、ポンペオ米国務長官が訪朝し金氏と会談、拘束されていた米国人3人を解放させ連れ帰った。日中韓３か国首脳会談は9日に東京で行われ、朝鮮半島の非核化を共同宣言した。
② 民進党と希望の党は7日、新党「国民民主党」の設立大会を開き、役員人事等を決めた。両党所属議員107人のうち、新党参加者は衆院39人、参院23人の計62人にとどまった。また衆参5人で新党「希望の党」も設立された。一方、野党第一党の立憲民主党は民進党離党者等を飲み込んで70人超に膨れ上がる見通しだ。野党6党の審議拒否で空転していた国会は8日、柳瀬氏の参考人招致で与野党が妥協し解消した。野党の審議拒否という抵抗戦略は基本的に間違っていると私は思う。
③ 「平成」も後一年となった。来年4月30日に今上天皇が退位され、翌5月1日に新天皇が即位される。5月1日が祝日に法改正されれば、10連休が実現する。私事だが私は、平成元年に参院議員に当選させて頂いて以来、政治活動をして来たので「平成」には思い入れが深い。世界も日本も、政治も経済も、人情も風俗も大きく変わった平成の御代も後一年、そのうち「平成は遠くなりにけり」になるか。
