片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.04.16

1212号 「やっぱり!トラさん」(4月16日)でのコメント

 FM「おかやま」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① 米英仏の3か国は、13日夜(日本時間14日午前)シリアの首都ダマスカス近郊でアサド政権が化学兵器(サリン、塩素ガス)を使用したとして、化学兵器関連施設3か所への軍事攻撃、巡航ミサイル「トマホーク」を105発、発射した。当然ながらシリアは強く反撥し、ロシアは国連安保理に非難決議案を提出したが、トランプ大統領はロシアも強く非難している。安倍首相は米英仏の決意を支持すると表明し、日米首脳会談でもシリアへの対応や中東情勢について意見交換をする意向。トランプ氏の思惑は、中間選挙を控えてオバマ前大統領と違って断固たる措置がとれる大統領であることを示すこと、ロシア疑惑をそらすためにも早目に決着する必要があったこと等だ。今後、シリア、ロシア、イランがどう動くか。

 ② トランプ大統領は12日、USTR(米国通商代表部)のライトハイザー代表に米国に良い条件ならTPPに復帰することを検討するよう指示した。その背景には、米国は今や中国と貿易戦争状態になっているが、TPPに復帰しそれを中国に対する牽制としたいこと、また国内の農業団体や経済界の一部に強いTPP復帰論があるのでそれに迎合したこと等がある。しかし一方、復帰はトランプ氏の「リップサービス」に過ぎない、それが証拠に事務的に何の準備もしていないし、第一に再交渉で今より有利な条件になるならという前提が付いている。TPPの合意はガラス細工のように積上げた内容なので再交渉できる余地はないというのが大方の意見でもある。

 ③ 国会は、加計問題で愛媛県から新たな文書が出て来た等で停滞。来週中の集中審議が取沙汰されているが、この非常時に何をしているのかという声も大きい。

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