メールマガジン
2018.03.19
1204号 「やっぱり!トラさん」(3月19日)でのコメント
「FMおかやま」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。
① 森友学園への国有地売却を巡って財務省が決裁文書を改ざんした問題は次第に拡大し、19日には参院予算委で集中審議となり、その結果で佐川前理財局長の証人喚問を決めるという。集中審議では、なぜ14文書の300か所にも及ぶ改ざんが行われたのか、いつ、誰が指示をしたのかが焦点となろう。いつ改ざん問題を首相や財務相が把握したのかも野党は追及する構えだ。わが党はすでに本会議の質問で明らかにしている通り、調査は当事者である財務省でなく中立的な第3者機関で、事実の究明は予算委や財政金融委でなく、新設する特別委で行うことが適当だと提案している。批判の多い内閣人事局のあり方についても検討することは賛成だ。
② 5月末までに米朝首脳会談が開かれるという時期に、担当のティラーソン米国務長官が解任されて衝撃が走った。2人の意見が違うという話は何度もあり、しかしまさか解任とは思わなかったが、それがツイッターで表明されたことにも驚いた。政権の重要メンバーが就中変わる、トランプ氏はポストをオモチャのように扱っている感がある。米朝首脳会談がどうなるのか世界中が心配している。普通なら下位の会議で協議を積上げて最終決定をするのが首脳会談だが、今回がぶっつけ本番となるなら、具体的には何も決まらず大枠の合意だけにとどまる恐れもある。
③ 4月始めには日米首脳会談があり、安倍首相とトランプ大統領で北朝鮮対応への詰めが行われる予定だし、4月末には韓米首脳会談も行われるようだ。いずれにせよ日米韓3か国の連携は不可欠だ。米朝首脳会談は、トップ2人の存在からコトが決まる期待も大きいものの、同時にそれ以上のリスクもある。