片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2018.01.26

1194号 「ズバリ!トラさん」(1月25日)でのコメント

 「FMくらしき」の標記番組で、大要次のとおりコメントしました。

 ① 昨年の国際政治はトランプ・米大統領と金正恩・北朝鮮委員長にかき回された感は否めないが、その構図は今年も変わらない。ただし、平昌五輪に北朝鮮も参加するので、パラリンピックが終わる3月末までは挑発行為はしないだろうとみられている。その後、米朝の緊張関係がどうなるのか、日本としては軍事オプション突入は困るが、米朝頭越しの妥協はもっと困る。日米韓3国の結束は固めつつ、米韓それぞれに必要な注文は出していかなくてはならない点が難しい。

 ② 国内政治では、本年は国政選挙がなく、9月に自民党総裁選があるのみだ。安倍3選がなるかどうかが焦点だが、現時点では有力だ。とすれば歴代1位の憲政史上最長の政権となる。安倍首相はすでにG7のトップのうち、メルケル独首相についで2番目に長く、G7をはじめ首脳外交でのまとめ役、調停役としての役割がさらに重くなろう。選挙のない年なので、各党は腰を落着けて基本政策、長期的課題等に取組める、また憲法改正の国会発議が年内にできるかどうかも大きな焦点だ。

 ③ 経済は、国際的にも国内的にも好調で、この状況を「適温経済」という。過熱もせず、冷込みもせず、その上インフレにもならず、利子も賃金も上がらない。平成2412月の第2次安倍政権発足とともに始まった景気拡大が311月まで続けば、平成142月から202月の61か月を更新する。世界的な株高だが、わが国も高く、企業収益は最高、雇用は画期的に改善したのに、個人消費や実質賃金が低迷、力強さや実感がない。来年度の政府見通しは、GDP実質+1.8%、名目で+2.5%、果たしてどうなるか。P.B.黒字目標はまた2年先送りとなる。

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