片山とらのすけ
メールマガジン
2017.09.19
1167号 「やっぱり！トラさん」（9月18日）でのコメント
「FMおかやま」の標記番組に出演、私のコメントの大要は次のとおりです。
① 大型の台風18号は、17日鹿児島県南九州市付近に上陸した後、四国、近畿に再上陸し、次第にスピードを上げて北陸から東北、北海道へと進んでいる。5人が死亡・行方不明とされているが被害の全容はまだ不明だ。私は昨17日、岡山を午前9時前の新幹線に乗り帰京、関東方面は秋雨前線でずっと雨だったし、さすがに夜は風雨が強くなった。本18日は朝から青空、台風一過の上天気となっている。
② 北朝鮮は9月15日午前7時頃、日本上空を越える前回と同じコースで弾道ミサイルを発射した。高度800kmで3700km飛び、太平洋に落下した。前回は高度550km、距離は2700km、ちなみにグアムまで3360km程度なので今回は十分に届く。安保理決議の3日後なのはそれへの抗議と飛翔距離を認識させようという意図だろうし、同時にアメリカの言うデッドラインも考慮したのではないか。
③ 安保理は日、米の要請で直ちに緊急会合を開き非難決議を決めたが、制裁については前回かなり厳しい内容を全会一致で採択したばかりなので、その「完全かつ迅速な履行」にとどめている。完全履行なら輸出額は9割、石油輸入は3割に抑えられるというが、中国が主要な相手国だけにロシアを含めて実態は不明だ。
④ 安倍首相は、28日招集される臨時国会冒頭で衆院解散に踏み切り「10月10日公示、22日投開票」の日程で総選挙を行う意向を固めたという報道が流れ、予測されていたとはいえ、永田町は慌ただしくなっている。内閣支持率の回復、野党の混迷と準備不足、北朝鮮の挑発への対処等を考慮してのことだが、野党は当然、解散に大義なく「モリ・カケ隠し」のためとの批判を強めている。
