片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.08.09

1162号 「ズバリ!トラさん」(8月8日)でのコメント

 「FMくらしき」の標記の番組で、大要次のとおりコメントしました。

 ① 第3次安倍内閣の第3次改造が3日に行われ、支持率はメディアにより異なるものの、回復ないし下げ止まった。大サプライズはなかったが、いくつかの小はあり、回復の要因となった。しかし直ぐに沖縄北方担当相の不用意な失言が出た。副大臣、政務官も決まり新体制がスタート、政府には一層の緊張感が求められる。

 ② 安倍首相は憲法改正について、「日程ありきではない」「改憲の発議は国会で行うので、まず党で議論してもらいたい」と3日に発言し、従来の改憲日程を柔軟に修正した。首相は都議選の惨敗とその後の内閣支持率の急落を受け、これまでの改憲日程にこだわらず、年内を含め解散時期を慎重に探る考えになったと思われる。自民党内には役員を中心に、「憲法は党に任せ、内閣は経済第一で」とか、「慎重な上にも慎重に」行い、「丁寧な議論が必要」との声が強くなっている。

 ③ 国連安保理は5日、7月に2回のICBM発射実験を行った北朝鮮を強く非難し、強化した制裁決議を、ロシア、中国を含む15か国の全会一致で採択した。その内容は、石炭(4億ドル)、鉄・鉄鉱石(2.5億ドル)、海産物(3億ドル)、鉛・鉛鉱石(1.1億ドル)の輸入を禁止、北朝鮮労働者の就労増加を禁止、北朝鮮の合弁企業の新設禁止等だが、成否は北朝鮮の取引の9割を占める中国の姿勢如何による。

 ④ トランプ政権の人事が進まないのみならず、決定した人事も辞任、解任が相次ぎ全く落着かない。とくに大統領の最側近である報道官、広報部長、首席補佐官をめぐる最近のゴタゴタは、トランプ大統領の威信を大きく失墜させた。大統領に就任してすでに7か月を経ている、早急なガバナンスの確立を望みたいものだ。

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