片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2017.07.19

1158号 BS11・「INsideOUT」(7月17日)でのコメント

 報道ライブ「大逆風 政権の危機に維新は?」で、次のようにコメントしました。

 ① 国政選挙4連勝で一強を誇った安倍政権の支持率が急落し、政権の危機が来たと言われている。わが党は、これまでも安倍政権には是々非々路線で対し、できるだけ建設的な対案を提示して来た。その姿勢は政権の危機でも変わらない。安倍政権にはよく指摘されているように、「驕り」「緩み」「お友達との関係」が出て来たうえに、第2次政権になって既に4年半を超え、国民の側に「飽き」もある。危険水域に入った今踏みとどまることができるかどうかが正念場だ。

 ② 小池都知事の「都民ファースト」は都議選で躍進した。応援した国会議員数人が中心となり国政進出する可能性はかなり高い。既成政党否定の受皿となる期待はあるものの、新党をつくり、維持発展させて政権を狙うことは口で言う程簡単ではない。過去短期間の日本新党しか成功例はない。小池知事はまだ何もやっていないし、これから何をやりたいのか、スローガン以外判らない。実績を上げそれが評価につながったわが党とはそこが違う。しかし、将来連携の芽がないわけではない。

 ③ 安倍首相の描く2020年憲法改正はご自身の想いだろう。今後の政権の支持率の推移など政治状況によるが、一つの目標にはなる。わが党の憲法改正案は、国民が当面切実に願う「教育の無償化」「地方分権改革」「憲法裁判所の設置」を採り上げた。憲法第9条のあり方については、安倍首相のいう自衛隊を認知するための第3項追加も有力な案だが、全体とうまく整合性がとれるのか早急に検討したい。私は、憲法には多目的な機能があり、立憲主義の根拠となるだけでなく、国民統合のシンボルとなり、国家と国民の将来ビジョンを示すものにもなると考えている。

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