片山とらのすけ
メールマガジン
2017.06.27
1154号 「ズバリ！トラさん」（6月27日）でのコメント
「FMくらしき」の標記番組で、大要次のようなコメントをしました。
① 東京都議選は23日に告示され、投開票は7月2日（日）だ。小池知事の支持勢力が過半数を占めるか、また都民ファーストの会と自民党のどちらが第1党となるか等が注目される一方、最大の争点は、築地市場の豊洲への移転問題となっている。小池知事は「築地は守る、豊洲は活かす」という折衷案を20日発表した。世論調査ではこの案に賛成が約5割、反対が約3割だが、この案は単なるアイディアで具体的な道筋は示されず、スケジュールや資金計画も不透明、2か所の市場としての機能分担も定かでなく、関係者間の評判は良くない。しかし、都議選での各党からの「決められない知事」との批判を回避する役目は果たしているようだ。
② 自民党・豊田衆院議員の秘書への暴言、暴行事件が22日発売の週刊誌に報じられ、豊田氏は離党届を提出した。豊田氏は東大卒のキャリア官僚出身、いずれにせよ褒められた話でなく、アベチルドレンで魔の2期生への非難がまた一つ増えた。
③ 加計問題等で野党4党は、閉会中審査や臨時国会開催を要求しているが、閉会中審査の方は都議選後開かれる可能性がある。この問題の背景には役所間の縄張り争い、既得の権益はとにかく守りたい文科省とトップの意向をちらつかせたい内閣府の対立という側面が強い。獣医学部をつくりたければ自己責任、自己負担でもっと自由に認めるという考え方はおかしくないと私は思う。
④ 安倍首相は24日、自民党の憲法改正案を秋の臨時国会終了前に、衆参の憲法審査会に提出する意向を表明した。これまで衆参・憲法審査会は開店休業の仲良しクラブであっただけに、ここで是非論議を活性化、本格化して欲しい。
