片山とらのすけ

おおさか維新の会

メールマガジン

一覧はこちら

2017.04.18

1134号 「やっぱり!トラさん」(4月17日)でのコメント

 「FMおかやま」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。

 ① 北朝鮮は15日、金日成主席の生誕105周年を祝賀して、大々的な軍事パレードを行い、新型ICBMとみられるものを含めて各種ミサイルを公開し、米国との対決姿勢を鮮明にした。また16日、ペンス米副大統領の訪韓直前、弾道ミサイル一発を発射したが失敗した模様、米韓両軍は準中距離弾道ミサイルと分析している。

 ② オバマ前大統領が在任8年間できなかったシリアへの直接攻撃を、トランプ大統領は就任後直ぐに断行、現在は北朝鮮へ原子力空母カールビンソン号などを中心にしたミサイル艦隊を派遣している。北朝鮮の方は圧力をかけられても米国に屈しないことを明らかにし、逆に米国を牽制しようとしていることは間違いないが、どこまで本気か。公開したミサイルは「張リボテ」で、弾道ミサイル発射の失敗は(米国を怒らせないよう)わざとだという説がある位だが、どうか。

 ③ 米国側の対応についても、ティラーソン国務長官は外交経験がないうえに国務省のスタッフがまだすべて埋まらず、外交能力が弱化しているという見方がある。一方国防省側はマティス長官、マクマスター大統領補佐官始め軍関係者が多く登用され、発言権が強く両者のバランスが崩れているという。だから軍事オプション先行ということではないと思うが、今後、誰がどのようにバランスをとるのか。

 ④ この状況下、中国はどう動くか。トランプ大統領は米国が求めているのは北朝鮮の体制転換ではなく、核・ミサイル開発放棄だとして、すべての選択肢はテーブルにあるが中国が協力しなければ、米国は単独行動をとると表明している。当面、中国の出方を見守る構えのものの、不調ならば決断する可能性は強い。

ページトップへ