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2017.02.14
1116号 「ズバリ!トラさん」(2月14日)でのコメント
「FMくらしき」の標記の番組で、大要次のようにコメントしました。
① 2月5日に東京都の千代田区長選が投開票され、小池都知事が支援した現職の石川氏が圧勝、五選を果たした。自民党都連が推薦した与謝野氏はトリプル以上の大差で、敗北した。石川氏有利だったがこれだけの差がつくとの予想は少なく、各方面に衝撃を与えている。小池氏の「都民ファーストの会」は、この結果にいよいよ自信を深め、7月の都議選では単独過半数を狙うのではないかと見られている。敵をつくり、それを叩いて人気を得る小池劇場は引続き健在だが、これらの動きが本当に「都民ファースト」になるのか、単なる「都議選ファースト」ではないのか、よく判らないという批判が出ている。
② イスラム7か国入国禁止・大統領令がシアトル連邦地裁の一時差止めの仮処分を受けた。直ちに連邦控訴裁に異議申立てを行ったが、9日改めて差止め支持の判断が示された。政権側は上告する方針で、連邦最高裁において争われることになる。海外世論はトランプ大統領に厳しいが、国内世論では拮抗している。最高裁判事は保守派とリベラル派が4人対4人、今回トランプ氏に任命される判事は保守派でも、トランプ氏の一連の言動には批判的だ。なお10日からゴルフを含めて2日間行われた日米首脳会談は成功で、その成果に両国とも納得している。
③ 6日から辺野古埋立てにかかる海上工事が始まった。4月にも埋立ての護岸工事を始めたいとも伝わっている。日本政府は訪日したマティス国防長官の「沖縄の負担軽減は一にも辺野古、二にも辺野古」という言葉に気を良くしているが、翁長知事の方はあらゆる手法を使っても絶対反対という強硬姿勢を変えていない。