片山とらのすけ

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2016.02.24

1042号　「ズバリ！トラさん」（2月23日）での私のコメント

　「FMくらしき」の標記の番組に出演、私のコメントは大要、次のとおりです。

　①　衆院での来年度予算案の審議は大詰めとなった。24日に中央公聴会が開かれるので、29日の予算委で締め総・採決を行い、同日中に衆院本会議に緊急上程して可決するシナリオが当初与党で練られていた。しかし、野党の顔を立てて29日をTV入りの集中審議にし、3月1日に衆院通過とすることが与野党国対で合意されたようだ。これで、予算案も日切れ法案も、年度内成立は確実となった。

　②　参院選については、7月10日投開票が早くから想定されて来た。これだと17日間の選挙活動期間を除くと6月23日が公示日となるが、その日は「沖縄慰霊の日」に当たる。7月10日のままにするには、公示日を前倒しして22日以前とし、選挙期間を17日間より延長するしかない。投開票を7月17日か24日にすれば、3連休の中日となったり、夏休み、行楽シーズンとなるので、これまた反対が多い。

　③　日銀のマイナス金利政策は奇策だが、外部環境が悪く円高・株安の裏目に出たというのが定説だ。中国経済の失速、止まらない原油安、米国経済の先行き不透明が主因だが、私には消費税の10%への再引上げにも赤信号がともった感じがする。こういう中、上海で2月26日～27日にG20が開かれる。中国が初めて議長国となるが、中国の過剰設備、過剰信用等が各国の集中砲火を浴びるのではないか。

　④　北朝鮮に対し、わが国は直ちに独自の制裁措置をとった。北朝鮮はこれに反撥し拉致の調査委を解体した。しかし、国連での制裁決議は米国と中国の足並みが揃わず依然固まっていない。一方韓国と米国は、中国の強い反対にもかかわらず、サード・ミサイルの配備を協議している。朝鮮半島情勢、波高しだ。

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