片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2016.02.16

1041号 「やっぱり!トラさん」(2月15日)での私のコメント

 「FMおかやま」の標記の番組に出演、私のコメントは、大要次のとおりです。

 ① 北朝鮮の核実験に続くミサイル発射に対し、日米韓3か国は共同歩調をとり、日韓両国は直ちに独自規制の強化に踏み切った。わが国はとくに人とカネの往来をより厳格化したが、北朝鮮はこれに反撥、拉致に関する調査委の解体と中止を発表した。拉致問題の全面調査を行うと言いながらすでに一年半を経過し、北朝鮮が本気でないことは明らかだった。拉致関係家族の皆さんには辛い話だが、まだまだ長引くことになりそうだ。北朝鮮が態度を変えるかどうかは、中国の姿勢如何による。以前から中国には2通りの考え方があるという。一つは北朝鮮を中国を守る屏風とする考え方、もう一つは対米関係改善のため金正恩氏を生贄にする考え方だ。ただ南沙諸島問題が浮上し、北朝鮮の混乱に伴う難民の発生も予想され、前者の意見が盛り返したというが真相は判らない。

 ② 日銀のマイナス金利政策は、もともとは景気を刺激し円安株高を狙うものであった筈だが、皮肉なことに逆の結果となった。円は一昨年の10月以来の高値の1ドル110円台に上昇、株価は14か月ぶりに15000円台を割込むことがともに懸念されている。こうなったのは日銀が悪いわけでなく、世界経済が変調を来たしたことによる。米国のイエレンFRB議長の発言によって米国景気の先行き不安が出、根っ子に中国のバブル崩壊による景気後退等もあり、安全性の高い円や米独の国債に資金が流入した結果だ。また、わが国では円高は株安に直ちに連動するのが毎度のことだ。いずれにせよ異常な状況は限定的と見られるものの、長期化すれば地銀再編が加速され、地域経済が揺らぐ恐れがある。

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