片山とらのすけ

メールマガジン

2015.11.02

1015号　「プライムニュース」（10月30日）での私のコメント

　BSフジの標記の番組において、新党組から私、残留組から松野氏、中間派から小沢氏が、それぞれ出演しました。その際の私のコメントは、大要次のとおりです。

　①　騒動の発端は山形市長選の応援問題だが、「ボタンのかけ違い」もさることながら、背景には是々非々主義の独自路線か、民主党等との野党再編路線かの対立があり、数次の選挙で党が次第に寄合所帯化したことも影響している。党が初心を忘れ、維新スピリットを失い、変質して行ったとの指摘も否定できない。とくに今回の大量の除名処分は、本人に事前に何の連絡もなく、党規委による聴聞などの手続きもとられず、一方的になされた。しかも正統性のない執行部によってだ。

　②　数次にわたって新党組と残留組の代表者によって円満解決の話し合いが持たれた。話し合いは最終的に決裂したので、我々はこれまであえて触れなかった代表の任期切れを問題にした。規約上では明らかに9月末日をもって代表の任期は切れ無資格となっている、補充する手続はない。代表の指名に基づく執行役員会も成立していない。党の最高決定機関は規約上も実際も党大会だ。そこで我々は正規な手続きによって臨時党大会を成立させ、その党大会で議決権者の7割近い同意のもとに、新代表を選び解党・出直しを決定した。全く規約に基づく正当な行為だ。

　③　また、党の事務所は大阪と東京の2か所だが主たる事務所は大阪で、そこに通帳、印鑑があるのは当然だし、正統な代表と事務局が管理している。党員名簿についても同じだ。政党助成金については、党大会で解党とともにこれまでの債務を清算、今後必要とされるルールに基づく経費を除外し、全額を国庫に返還することを決定した。国民の目から見て納得のできる早急な解決が望まれる。