片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.10.08

1010号 「深層NEWS」(10月7日)での私のコメント

 BS日テレの標記に出演。その際の私のコメントは大要、次のとおりです。

 ① 第3次安倍改造内閣は7日発足する。今回の改造は、いわば定期異動的で、一定の間隔が空き、ケジメがあれば今迄もやって来た。骨格は残してと首相は言い10人入れ替わったものの、主要ポストはほとんど留任の安定重視で、肉付きも変わっていない感じだ。しかし実務型人事で、派閥にも配慮している。注目は河野行革相、首相は使いこなせる自信があるからその異端を買ったのか。側近の加藤特命相が担当する「一億総活躍」は意味が不明、何をどうやるのか、特命大臣は固有の権限もスタッフも予算もない、首相のバックアップがなければ機能しない。

 ② 「新3本の矢」は、経済政策として整合性のあった「前の3本の矢」との関係も、新しい3本相互の関係も判らない。まず「GDP600兆円」、名目成長率3%でも67年はかかるし、いつまでにどうするのかも明確でない。現状では直ぐにはムリという指摘だ。「希望出生率1.8」は現状が1.42、近時出生率は上がっても出生数は増えていない。30歳代の女性が産む子どもの数を増やすとか、若者の東京圏集中を止めるとか、抜本策を講じないと事態は改善しない。「介護離職ゼロ」、現在の介護離職者は約10万人。介護の人手不足は明らかだが、その対策には外国人の活用やロボットの導入、また介護報酬の引上げや介護休業制度の拡充が必要だろう。

 ③ 「おおさか維新の会」は、維新改革への原点回帰だ。大阪都構想、地方分権、統治機構改革等に純化した政党をもう一度つくり直し、それら政策の実現を図る。政権には是々非々、憲法改正、安全保障などコアな政策は共通項を持ちつつも、その他の政策では差別化、ともに政権を競い切磋琢磨する政党をめざす。

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