片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.09.24

1007号 「FMおかやま」・「FMくらしき」での私のコメント

 「FMおかやま」に921日、「FMくらしき」に922日に相次いで出演しました。その際の私のコメントをまとめれば、大要次のとおりです。

 ① 今国会最大の焦点だった安保関連法案は、919()午前218分に参院本会議において148:90で可決・成立した。戦後「専守防衛」を旨として来たわが国の安保政策の大転換がなされたことになる。施行は来年3月までに行うとのことだ。私は安保環境の激変の中で「切れ目のない万全な安保体制」は必要だと考えているが、それは「現憲法の枠内で」「70年かけて築いた平和国家のイメージを損なわなよう」行うべきだ。わが党はそれを念頭に独自の対案をつくり、与党と修正協議し、ホルムズ海峡の機雷掃海など何点かで歩み寄りはあったものの、最終的に法文修正はできないということで決裂した。まことに遺憾だ。施行されれば多くの訴訟が提起される恐れがあるし、司法判断は予断を許さないのではないか。

 ② 自民党総裁選は安倍首相の無投票再選となった。安保関連法も成立、当面の政界の関心は近々行われる自民党役員人事・内閣改造に集中している。人事には当然、安定性を維持しつつ清新さが求められる。とすれば党・内閣の骨格は変わらず主要メンバーは留任、入れ替えは半数前後にとどまるとの見方が有力だ。そうすれば、党内に人事の不平不満が残り蓄積されるので、政権の不安定要因となろう。

 ③ 消費税の逆進性対策では、本命の軽減税率の対案として食糧品を別途還付する案が財務省から提示され、大議論となった。与党内では評判は悪いが経済界では良く、官邸は中立のようだ。その結果、その他の給付案を含めて3案が今後審議されることとされたが、わが党は独自の給付案を提示する予定だ。

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