片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.07.16

992号 「プライムニュース」(7月15日)での私のコメント

 BSフジの頭書の番組に出演、私は大要、次のようにコメントしました。

 ① 15日の衆院特委での採決は、私にとってはほぼ予想通りだった。今国会での成立を安倍首相は米国の上下両院協議会でも明言、審議時間も116時間となり、60日間ルールの適用の可能性も考えると、今週か遅くとも来週中には採決、しかも野党が応じなければ強行採決となるというのが私の想定だったが、その通りとなった。

 わが党が提出した対案の審議はたったの5時間、政府側の答弁は全体に混乱が多く、国民の理解が進まない状況のまま日程通りに強行採決が行われるのには反対だ。

 ② 自公両党とわが党との法案の修正審議は、衆院段階では整わず参院に移っても継続されることが確認された。一方で政府案とわが党が参院でも出せば対案の審議も、併行して行われることとなる。協議のポイントは、自衛権行使の要件の厳格化や後方支援の実施区域の明確化、グレーゾーン地域への対応等だろう。なお、わが党は安保環境の変化の中で、個別的自衛権と集団的自衛権の2分法では対応できない事態があることを指摘し、自衛権の再定義、見直しを主張している。

 ③ 野党共闘については、私はかねがね、政策対応は是々非々、国会対応は野党スタンスでと言って来た。政策においては一致する範囲で、国会運営においては与党の横暴があれば野党一致して抵抗することは当然だ。

 ④ 番組での最後のキーワードは、私は「国民のための責任野党」と書いた。日米同盟を強化し抑止力の向上を図ることは喫緊の課題だが、それは現行憲法の枠内で行われなければならない。野党であっても国民のために建設的な対案を出し、よりよい政策決定に責任を持つ政党であることが、わが党の目標だ。

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