片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.05.19

976号 「やっぱり!トラさん」(5月18日)での私のコメント

 頭書のラジオ番組に出演、その際の私のコメントは、大要次のとおりです。

 ① 大阪都構想に対する住民投票が17日行われ、即日開票された。投票率は最近では最も高い66.83%、賛成は投票日が近づくとともに盛り上がり小差でも勝ちそうとの情報で喜んでいたが、結局は賛成が694844票、反対が705585票で0.8%の僅差ながら大阪都構想は否決された。この住民投票は平成24年に成立した大都市地域特別区設置法に基いて3月に府と市の両議会で承認された特別区設置協定書の賛否を問うものだ。今回の投票は、「人」ではなく「仕組み」を選ぶだけに難しい点があった。橋下市長は市長の任期終了後の政界引退を表明した。わが党の創業者であり求心力であっただけに、激震となった。橋下氏の政治家としての希有な存在感や能力を考えると、私はどんな形であれ是非残ってもらいたいと思う。

 ② 私の持論だが、東京圏一極集中を是正するには、わが国を2極化すること、その一極を大阪を中心とした京阪神・東瀬戸内圏にすべきだと提唱して来た。その中心の大阪に東京都と同じ特別区制を敷き、府市の二重行政を解消、役割を整理することは面白い手法だと思って来た。今回それが実現しなかったことは、まことに残念だ。大阪市としては新しい「総合区」制度を活用する方向だと聞く。

 ③ 安全保障法制は後半国会の最大のテーマだが、国会の審議日程が決まらない。まず衆院において与党は、45人の特委をつくって21日から審議入りとしていたが、野党は反対。特委のメンバーは少数会派も入れて50人にし、法案の勉強などのため26日からすべきだと主張。いずれにせよ8月上旬までの国会の大幅延長は避けられない。世論でも、この国会のみで通すことは拙速だとの意見が増えている。

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