片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2015.01.20

945号 「やっぱり!トラさん」(1月19日)での私のコメント

 119日、FMおかやま・「やっぱり!トラさん」に電話でラジオ出演しました。その際のコメントの大要は、次のとおりです。

 ① 来年度予算案が15日、閣議決定された。一般会計規模は963400億円と過去最大を更新した。本年度補正予算案との合計は約994600億円に上り、第2次安倍政権の発足以降、平成25年度102.8兆円、平成26年度101.3兆円、来年度99.4兆円と3年連続で100兆円規模となる。デフレ脱却に向けたアベノミクスの第二の矢は積極的な財政出動だからその点からは合格だが、安倍首相が掲げる「経済再生と財政再建の両立」からすれば、ほど遠い状況となる。とくに社会保障費は前年度より1兆円増え過去最大の315300億円に膨らんだ。社会保障費の切り込み、とくに重点化、効率化の推進は緊急の課題だ。

 ② 税収は、545300億円と24年ぶりの高水準となり、このおかげで新規国債発行額は43900億円減の368600億円となった。プライマリーバランスの来年度の赤字幅を平成22年度(2010年度)比で半減させる政府目標は達成される見込みだが、それはそれで良いとしても、赤字の増え方を半分にするだけの話で、依然累積赤字は増えて行く、焼石に水の感じだ。

 ③ 民主党代表選が18日行われた。多くの予想通り決選投票となり、岡田氏が選ばれた。ベテランの安定感が評価されたということかも知れない。しかし、3候補とも野党再編には慎重姿勢なので、急進展は望めない。地道に野党間で、国会での共闘、政策面での連携を積上げて行くことが必要だ。急がず、はしゃがず、次第にお互いの信頼関係が出来上がって行けばと私は考えている。

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