片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.12.24

938号 「FMおかやま」・「FMくらしき」での私のコメント

 1222日にFMおかやま・「やっぱり!トラさん」に、23日にFMくらしき・「ズバリ!トラさん」に出演しました。その際のコメントは、大要次のとおりです。

 ① 衆院選の総括は、仕掛けた安倍首相の作戦勝ち、野党は準備不足、闘志不足で選挙協力も不十分なまま敗北。これを安倍氏の不意打ちと見て、大軍が少数を奇襲する「逆オケハザマ」と言う人もいる。私自身は、憲法第7条の解散に釈然としない。天皇の国事行為に衆院解散が列記されそれに内閣の助言と承認を要するとあるので首相に自由な解散権があるとするのは、いかにも乱暴だ。最高裁が判断を嫌がるため、憲法解釈として定着しているが、熟議する必要がある。

 ② この一年を回顧すれば、政治は一強多弱で「決め過ぎる政治」、経済は消費税増税があって景気は上向かず,社会では異常気象と災害が多かった印象が強い。とくに広島市の土砂災害と御嶽山噴火には多くの犠牲者が出た。「決め過ぎる政治」の典型は、集団的自衛権容認への閣議決定だろう。戦後の安全保障政策の大転換であるにかかわらず、国会での真正面からの議論もなく、与党のみの合意で閣議決定を強行した。国民への説明も盡くしていないのは遺憾だ。

 ③ 来年の展望としてはまず問題となるのは、今回の衆院選で策定が遅れた来年度予算案や税制改正案が、果たして年度内成立ができるかどうかだ。そして、4月には4年に一度の統一地方選がある。この勝敗で今後の各党の足腰の強さが決まる。その後、持ち越しの集団的自衛権の法制化の審議が始まる。また、年明けからいくつかの原発の再稼働の判断が迫られる。景気の動向も気がかりだ。この問題山積を安倍政権がどうやって乗越えることができるか、私は注目している。

 

○お知らせ 1225()午後10時から11時まで、BS日テレ・「深層NEWS」に出演します。時間の許す方はご覧下さい。

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