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2014.07.16
893号 予算委(7月15日)での私の質問(その1)
7月15日、閉会中審査で予算委は集団的自衛権についての集中審議を行い、私も質問しましたが、その大要は次のとおりです。
① わが党は今回閣議決定した新たな「自衛の措置」(集団的自衛権の限定容認)には賛成だが、この機会に自衛権の再定義、再整理をすることを望む。今回の措置にはもとより様々な意見はあるが、日米同盟の強化により抑止力が向上し、国際的に非常識とされた解釈・運用が是正されたことは評価したい。
② しかし、今回の措置は国民の理解を得ていない。とくに与党による密室の協議と閣議決定の強行には反対が多い。憲法問題は第一義的には国権の最高機関であり、憲法改正の発議権もある国会マターだ、立憲主義の建前もある。今回の進め方は国会軽視、今後憲法審査会の活用を含め国会での徹底的な審議を要望する。
③ また、憲法の解釈権は内閣法制局でなく司法にあり、究極は最高裁だ。現在の仕組みはそうなっていないが、憲法改正により憲法裁判所を設立することを提案したい。それができるまでは、最高裁に憲法部をつくるべきではないか。
④ 通常国会中の閣議決定が、結局は7月1日となった、何でこのように急ぐのか。年末のガイドラインの改定絡みかと思っていたが、一転関連法案の提出は通常国会に一括して行うとなった。今秋の福島県、沖縄県知事選、来春の統一地方選の争点隠しのための先延ばしだと見られている。臨時国会に法案を出すべきだ。
⑤ 今回の自衛権は、「他国攻撃」に対し「自国防衛」のために反撃するという判りにくいものだ。内では個別的自衛権の少し拡大とし、外では集団的自衛権に本格的に踏込んだとするダブルスタンダードを狙っているのではないか。
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