片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2014.07.01

889号 BSフジ・「プライム・ニュース」(6月27日)での私のコメント

 627日、BSフジ・「プライム・ニュース」に出演しました。今後の野党再編等につき討論しましたが、私のコメントは大要次のとおりです。

 ① 通常国会は終了した。国政選挙がない年なのに珍しく国会延長もないが、それでも法案成立率は97.5%という高さだ。野党がバラバラでチェック機能を発揮できず、存在意義が問われているが、野党第一党の民主党がリーダーシップを欠き、戦略戦術も不備で、野党間の連携、協力も円滑に行かなかったことが主因だ。自民党は野党を分断しながら、低姿勢かつ強引な国会運営で押し通した。

 ② わが党は、責任野党として是々非々主義を貫いたが、もう少し政権と対峙の姿勢があった方がよかったのかも知れない。重要政策のうち集団的自衛権の憲法解釈変更による行使容認は賛成だが閣議決定の先行には反対、消費増税には将来の地方税化を前提に賛成、法人税引下げは外形標準課税拡充等をセットなら賛成だ。

 ③ わが党と結いの党は、政策協議もほぼ終了し8月早々にも新党結成の運びだ。今後は、みんなの党、民主党等にも連携を呼びかけることになる。現在の衆、参の選挙制度では、野党が協力しなければ自民党に勝てる筈がない。一強多弱では政治に緊張感がなくなり、政府与党の暴走は止められず、日本の政治は衰弱する。しかし、現実には野党再編にはネックが多く、それを乗越えることができるかどうかだ。

 ④ 政策のうち外交・安全保障面では政府与党と大きな違いはない。しかし、内政面では、行財政改革(ムダの排除)、規制改革(既得権益の打破)、地方分権の推進、統治機構の改革、社会保障制度の抜本改革等大きく異なる。私の安倍首相への提言は「急がば回れ」、わが党及び私自身には「積小為大」とした。

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