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2013.12.03
836号 BS日テレ「深層NEWS」での私の意見
12月2日、午後10時から1時間、BS日テレ「深層NEWS」に自民、民主両党の政調会長とともに出演しました。そこでの私の意見は、大要次のとおりです。
① 臨時国会も会期末まで残り4日となった。目玉法案である特定秘密保護法案の参院審議は11月27日から始まったが、期間は僅か一週間しかないうえに、与野党対立で審議はコマ切れ状況だ。政府・与党は会期延長をする気はなく、このまま押し切る構えのようだが、参院軽視も甚だしい。
② わが党は、衆院で法案修正に与党と合意した。合意の詳細を政府答弁で詰めつつある段階で、突如全野党が反対する中、強行採決を行った。わが党は修正案に合意した以上、反対もできず、さりとてこの暴挙を見逃すこともできず、棄権した。参院審議で納得のできる結果が得られるなら、賛成することにやぶさかでない。
③ 残された最大の関心事の一つは、法律施行日までに独立かつ公正な立場に立つ新たな監査、モニタリング機関を設置し、機能させることの確証が得られるかどうかだ。附則第9条に書いているものの、もう一つ政府・与党の考えが定かでない。国会答弁もアヤフヤで、第三者機関であるかどうかも判然としていない。
また、国政調査権を持つ国会や国会議員との関係も不明確だ。
④ 中国が11月23日に突然行った防空識別圏設定は認められない。この圏域は領空に接続する公海上空に設定し、領空内でトラブルが発生しないように飛行する航空機をあらかじめ識別しようというもので、事前に周辺国と協議するのは通例の話だ。一方的に線引きをし、聞かなければ強制措置をとる等を通告するのは乱暴極まる。早急に米国など関係国と連携し、中国に抗議、撤回を迫るべきだ。
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