片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.11.23

833号 特定秘密保護法案修正の党内論議

特定秘密保護法案の与党との修正協議について、党内論議が沸騰しましたが、部会の審議結果を踏まえ、総務会で結論を得ることができました。党内論議の中で、私自身の見解を求められましたので、大要次のように答えました。

 ① 執行部の一員であり、かつ、党内の意見を集約する立場にあることは理解して欲しい。今回の法案の処理は、政府・与党の姿勢は全く拙速に過ぎる。戦後約70年、この法案の必要性が言われながら何もやらず、短い臨時国会でバタバタ通そうというのは非常識極まる。国民の懸念や疑問がこれだけある法案は、丁寧につくり時間をかけて議論すべきだ。何故、会期延長や継続審査を考えないのか。

 ② 民主主義の根幹には「国民の知る権利」や「報道の自由」「取材の自由」がある。したがって、その例外は限定的でなければならない。特定すべき秘密は、国家安全保障に限り、指定行政機関は内閣官房、外務省、防衛省のみ、30年ですべてを公開にし、モニタリングの有効な第三者機関をつくることからスタートすべきだ。小さく生んで大きく育てることはあってもよい。現行の修正案は、与党の背後にいる官僚によって、実質的には何も前進していないように思える。

 ③ みんなの党が早い時期に修正合意したので、維新は焦っているとか、与党へすり寄り競争をしているとか、やはり維新は政府・与党の補完勢力だとか、あらぬ批判、中傷の中でイメージが傷ついている。現場が苦労して獲ちとった修正の中味を生かすべきなのか、野党として筋を通し、理想論を揚げてイメージを大切にすべきなのかは、是々非々主義の責任野党として、その真価を問われる難しいところではある。

 

平成251123

 

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