片山とらのすけ

おおさか維新の会

メールマガジン

一覧はこちら

2013.11.12

830号 ミッドランド毎日フォーラム(11月11日)での講演

 名古屋での「ミッドランド毎日フォーラム」に招かれ、「これからの国政と地方自治」と題して講演し、質疑応答もしました。その大要は次のとおりです。

 ① 現在は臨時国会中だが、会期はすでに半分以上経過した。1年前、野田前首相が党首討論で1116日の解散を言い、総選挙が行われ、1226日に第2次安倍政権が発足した。この11か月間で、わが国の政治経済は様変わりをした。

 国会は「ねじれ」が解消、衆参ともに巨大与党が誕生、自民党の一強多弱となった。自民党も安倍氏の一強多弱、官邸主導の「政高党低」で政治は日々動いている。

 ② 巨大与党に対抗するには、野党連携が不可欠だが、それがスムーズにいっていない。当面は、勉強会の開催や閣法の修正、議員立法の共同化で実績を積上げ、信頼関係を構築していくことしかない。その上で野党再編ならば国政選挙の1年位前までがベストとなる。野党再編には、リーダーと仕掛人に加え大義名分が必要。私見だが、それは憲法改正と既得権益打破と地方分権になるのではないか。

 ③ アベノミクスの第3の矢として、産業競争力強化法案と国家戦略特区法案が国会に出されたが、チマチマした中味でインパクトがない。今必要なのは思い切った規制改革と法人税の実効税率の引下げだ。このままなら、地方経済や中小企業、農林漁業、さらには非正規社員や弱者は置きざりにされる。

 ④ 安倍政権の弱点は、まず地方分権政策だ。前政権より後退した感を、道州制基本法案、国の地方出先機関改革、地方への一括交付金等で強く持っている。また、財政再建も本気でない。P.B.2015年の赤字半減、2020年の黒字化などできるはずがない。消費増税分も、結果として公共事業や国土強靱化予算に回っている。

ページトップへ