片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.10.29

826号 テレビ愛知「激論コロシアム」(10月26日)での私の意見

 26日に、頭書の「今こそ知りたい『皇室の危機』」という番組に出演、司会は石原良純氏らで、この件に詳しい所教授や評論家の佐々氏、金美齢氏、漫画家のやくみつる氏らと賑やかに討論しました。その大要は次のとおりです。

 ① 現在の危機は、皇族の総数とともに男系男子が極端に減少し、皇位継承に問題が出ている点にある。それは、戦後、GHQの政策によって皇族が臣籍降下したこと、側室制度が廃止されたこと、男子の出生が少なかったこと等が原因だ。

 ② この対策としては、皇室典範を改正して、皇族を増やし、現在の男系男子継承や養子の不可を見直すことにあるが、いずれも国論を2分する恐れがあるので、検討は慎重を要する。私個人は、国民世論を踏まえ、万世一系の男系男子の伝統を基本としつつも、一代限りの女性天皇は認めるべきだと考える。

 ③ 女性宮家の創設には、配偶者や子に皇族の身分を付与するかどうかの難問が生じるので反対したい。それより、女性皇族には皇族離脱後も、特別の国家公務員の資格を与えて、皇室のご活動を支援して頂ければよいのではないか。

 ④ 戦後に臣籍降下した旧宮家の皇籍復帰も、男系継承の伝統を守るための一つの方策だが、その場合も皇位継承資格は復帰後生れた男系男子に限った方が国民の理解を得やすい。私個人は、天皇家の養子に迎える案もあると考える。

 ⑤ 天皇の公務が多いのは確かだが、両陛下の公務に対する真摯な姿勢に鑑み、そのご意向に沿った負担軽減に努めつつ、すべての皇族が応分に役割分担を果たす体制をつくるべきだ。攝政などを置く必要はない。清潔、貭素に、国民とともに歩む現在の皇室の路線は、世界に誇るべきもので、継続されるべきだと思う。

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