片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.08.20

806号 FM・おかやま(8月19日)での私のコメント

 819日午前820分から、定例のFMおかやま・「やっぱり!トラさん」に電話でラジオ出演し、大要次のようなコメントを述べました。

 ① 815日、日本武道館で開かれた第51回全国戦没者追悼式での安倍首相の式辞が問題となっている。私も現場に居て聞いたがオヤッと思った。毎年の首相式辞にあった、村山談話を下敷きにした先の大戦にかかる反省やお詫びが明確な表現ではなく、抽象化され未来志向の言葉の中に溶け込んでいたからだ。

 中韓両国は式辞に対し直ちにクレームは付けたが、首相が靖国神社の参拝は見送ったこともあり、そんなに強い感じを私は受けなかった。首相は終戦70年になる2年後に村山談話に代わる安倍談話を出すつもりで、その伏線として今回の式辞はあるのでないかと言われている。中韓両国はもう少し理性的になって貰いたいと思う。

 ② 先だって、政府が46月期のGDP速報値を発表したのは既報の通りだ。民間の予想よりも低かったものの、年率換算で+2.6%は悪い数字ではなく、景気の底堅さを現わしていると私は受け取った。とくに個人消費が堅調で全体を引っ張り、輸出が好調なのも心強い、後は設備投資の復活を待つだけだ。問題はこの景気を前提に来年4月の消費増税に踏み切るかどうかだが、諸説がある。デフレ脱却の一番大切な時期なので、タイミングがよくない、法付則の弾力条項を発動、一年は待つか、毎年1%の引き上げにすべきだという首相ブレーンの説もある。

 しかし同時に、この景気で上げないなら、何時上げるのか。日本は財政再建に熱意がないとなると、国際的な信用も市場の信認も一挙に失う、それは国債の暴落、金利の上昇、円高リスクにつながるとの意見も多い。安倍首相の判断や如何に。

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