片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.07.19

797号 NHK「参院選特集」(7月14日)での私の意見

714日午後9時から10時半まで、NHK「参院選特集・参院代表に問う」に9党の代表の一人として出演しました。そこでの私の意見は、大要次のとおりです。

① 参院選は後半戦。わが党は逆風の中にスタートし、情勢は次第に好転しているが最後まで全力を傾注。とくに3年間与党に白紙一任するような結果は阻止したいし、わが党のような存在が今後の日本の政治に不可欠である点を強く訴えたい。

② アベノミクスへの期待は大きいものの、78割の国民は景気回復の実感を持たず、賃金・雇用の改善の恩恵も受けていない。政府・与党はタイムラグと説明するが、成長戦略に実体経済を大きく改善するだけのインパクトがなく、規制改革も雇用流動化も中小企業対策も地方振興も、いずれもお題目に止まっている。

③ 政府が財政健全化の目安としている2015年度のプライマリーバランスの赤字半減、2020年度の黒字化はまず無理で、8月の中期財政計画策定を待たなければ詳細は不明。歳出の改革には社会保障制度の見直しは避けて通れないのに、その具体策がなく、一方、歳入の増は新成長戦略を成功させるしかない。

④ 2院制である以上、「ねじれ国会」になるのは想定内。現に、アメリカの上院、下院はねじれ、ドイツも連邦参議院は野党が多数、イタリアは大連立でねじれが解消したばかりだ。問題はねじれた場合の合意形成の仕組みだが、わが国も政権交代で与野党が入れ換わり、特例公債法案の扱いなど良い合意例ができつつある。

⑤ 衆、参両院の役割分担はかねてから指摘され、すでに決算、ODA等は参院重視となっているし、憲法改正を待たずにさらにその具体化が図られる必要がある。基本的に参院は、「良識」ある「再議の府」、「熟議の府」となることが正しい。

平成25719

 

 

〇お知らせ ― 722日(月)の午前720分から830分まで、TBS「みのもんたの朝ズバッ!」に出演します。時間の許す方はご覧下さい。

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