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2013.07.12
795号 参院選前半戦での訴え
参院選は折返し点にかかっています。参院選は時季的にいつも酷暑との戦いですが、私はこの前半戦で、大要次のように訴えました。
① 序盤から中盤にかけて自民党独走、与党圧勝の報しきりだが、もとよりこれで結果が決まるわけではないものの、この種報道のアナウンスメント効果が怖い。日本は「空気の国」で、一旦空気ができるとそれが拡大して行くからだ。もし報道通りだと、衆院では与党が3分の2を占めるうえ、参院で過半数をはるかに越えることになる。そうなればやりたい放題と言わないまでも、政権運営、国会運営ともに与党の思うままになる。それは、日本のために決して好ましいことではない。
② わが党は、将来は憲法を改正して分権型道州制を導入して国を身軽にし、一院制を採用することを主張しているが、それまでは二院制を堅持し有効に機能させるのは当然だ。二つの院の判断で丁寧に国の方向を決定しようというのが二院制で、参院が「再議の府」「熟議の府」、さらには「良識の府」といわれる所以はそこにある。私は、むしろ良くねじれるべきだと考えるが、ねじれた場合は、それを打開する両院の合意形成の仕組みが必要となる。
③ 4年前国民は、自公政権の政官業癒着、官僚支配や中央集権体質に対し、NOを突き付け、政権交代が行われた。しかし、交代した民主党政権は、無策、無能、無責任で、国家観なく多くの国益を失い、昨年末再び自公政権に復帰した。自民党は「日本をとり戻す」と言っているが、まず、とり戻すのは古い自民党(の体質)かも知れない。今回の参院選で与党を勝たせることには大変な懸念があり、真の改革政党としてわが党の存在への期待は大きいものがある。
〇お知らせ ― 7月13日(土)午前5時45分から7時半まで、TBS・「みのもんたのサタデーずばッと」に、14日(日)午後9時から10時半まで、NHK・日曜討論の「参院選特集」に出演します。お時間の許す方はご覧下さい。
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