片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.07.05

793号 一水会(7月3日)での私のコメント

 73日、長年参加している一水会で、私の記憶では始めてのコメンテーターとなりました。コメントの大要は、次のとおりです。

 ① 先だっての某テレビの質問に対する電話等の緊急回答で、参院不要論が86%に達したのは驚いた。第2院というのは割に合わない、衆院と同じ結論なら「カーボン・コピー」で無用と言われ、衆院と異なれば「政局の府」と化して有害とされる。将来、分権型道州制が導入され国が身軽になれば一院制で足りるが、それまでは二院制でいかざるを得ない。とすれば機能する二院制にするのは当然だ。

 ② 今回の参院選では、安倍首相も与党もメディアまで、「ねじれを解消して決められる政治になるか」が焦点だと言う。しかし、衆院ですでに3分の2の議席を持つ巨大与党が、参院まで制圧しては良いことにならない。最初は謙虚かも知れないけれどもそのうち地を出し、政権運営と国会運営がやりたい放題の暴走となる恐れが強い。やるべきことはやらず、余分なことをやり、政治に緊張感がなくなる。

 ③ 「アベノミクス」は日本を明るく、元気にしたし、金融緩和(第一の矢)も財政出動(第二の矢)も、一定の効果は上げた。しかし、国民は景気回復や所得増大の実感を持たず、生活コストの増嵩、階層、地域間の格差拡大、小バブルの発生等の副作用が指摘されている。また、成長戦略(第三の矢)が期待はずれで、マーケットは失望しダウが急落した。農業、医療、エネルギー等の分野に思い切った規制改革もなく、法人税・所得税の減税を含む大胆な税制改革もないからだ。

 ④ わが党は、「しがらみ」や「既得権益」には無縁で、逃げずに真正面からタブーに挑戦し、困難な改革に取組む唯一の政党だ。心からご支援をお願いする。

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