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2013.07.01
792号 NHK・「日曜討論」(6月30日)での私の意見
6月30日、NHK・「日曜討論」に出演しました。出席者は9党の政調会長クラスが主力でしたが、自民党副総裁等もいました。私の意見は、大要次のとおりです。
① 7月の参院選については、今逆風のわが党の存亡をかけた戦いとなる。これからの日本には真の改革が求められるが、それを担いうるのは「しがらみ」のない、「既得権益」に無縁なわが党しかない。今回の参院選を「ねじれ解消」「政治に安定を」と与党は言っているが、衆院で3分の2を占める巨大与党が参院で過半数を制すれば、やりたい放題の独善、独裁、暴走になるのは過去の例から見ても明らかだ。
② 「アベノミクス」は過剰な期待先行のなか、日本を明るくしたのは確かだ。しかし、実体経済の回復が遅れ実需がないため、バブルが発生、株・円は乱高下し、また、円安で生活コストは上がり、階層、地域間の格差も拡大した。しかも、肝心の三本目の矢の「新成長戦略」が総花で小粒、具体性、実効性に乏しく、市場は失望、ダウは急落した。思い切った規制改革や減税がなければインパクトはない。
③ 安倍政権になって、中国、韓国との関係は近年で最悪の状況となった。領土問題は、シンを固く、表面は柔かく、実効支配力を強化しつつ、国際世論には強く働きかけることが必要だし、その突破口は共通の利益である経済連携にある。TPPについては、情報開示をして国民的議論を高め「攻めの交渉」をすべきではないか。
④ 憲法改正とは、現憲法の良いところは残し、足らざるところは補い、正すべきところは正すことだ。それを最終的に決めるのは国民だが、改正の発議要件が衆、参両院の3分の2になっていることは、国民の選択の機会を奪っている。まずこれを2分の1に改めることから始めるべきだと思う。
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