片山とらのすけ

メールマガジン

2013.06.04

784号　FM・おかやま（6月3日）での私の意見

　6月3日に、定例のFMおかやま・「やっぱり！トラさん」に、電話でラジオ出演し、大要次のような意見を申し上げました。

　①　安倍政権が発足し5か月、アベノミクスによる円安・株高は順調に推移し、円は対ドルで約3割安くなり、ダウ（日経平均株価）は約8割高くなり、日本中が明るくなった。しかし、実体経済が目立って良くなったわけではない。これはデフレに飽き飽きしたマーケットや国民の過剰な期待が先行し、異次元の金融緩和があったからで、その上昇スピードの速さから言って反動が来ることは私には予想できた。また、外国人投資家がその間幅広く介在したことも間違いない。

　②　5月23日にダウが急落、以降乱高下して落着かない。当面の対策もさることながら、アベノミクスの第3の矢である新成長戦略を打ち出し、実体経済を良くしていくことが急がれるのではないか。また、円安で生活コストの高騰が指摘されている。それをどうやって喰い止め、円安で収益を上げている企業からどう還元させるのかも検討の要がある。

　③　橋下市長の慰安婦発言問題が仲々納まらない。橋下氏の講演と記者会見が、外国人特派員協会で行われ、橋下氏はあらかじめ用意していたペーパーを配布し、真意を丁寧に説明した。理解者は増えたと思うが、評価は2つに分かれたようだ。

　④　大阪市議会においては市長問責決議案が提出され否決された。事実上の決議である問責決議案が、国会でも地方議会でも多用されることは、好ましいことでない。また、発言問題の参院選等への影響が懸念されているが、われわれとしては立党の原点に立ち返り、改革スピリットを貫いて行くしか途はないと思う。