メールマガジン
2013.05.13
778号 総務委(5月9日)での私の質問
5月9日、総務委で本年度予算案の委嘱審査を行いましたが、その際、私がした質問の大要は、次のとおりです。
① 新藤総務相は、4月20日晝、靖国神社に参拝した。私もかって総務相時代に経験したから判るが、私人としての参拝だとしても、現職閣僚の参拝は周辺諸国への外交上の影響を考えれば重い決断だったと思う。また、日本のマスメディアの周辺諸国を却って挑発するような報道ぶりも問題だ。これらについて所見如何。
② 次は総務相の憲法観について。最近の世論調査をみると、憲法改正を是とする人の割合が増えて約6割に達している。欧米諸国では、憲法改正の頻度は、戦後においても米国では6回、ドイツでは57回、中国、韓国でも9回も実行されている。憲法を時代に合った、よりよいものにするために改正することに、躊躇すべきでないと思うがどうか。
③ 安倍首相は、国会答弁で憲法改正につきしきりに言及、とくに憲法96条の衆参の発議要件を総議員の3分の2から過半数に見直すことを熱心に主張している。憲法改正の是非は最終的には国民投票(の過半数)で決まることを考えると、96条改正に反対論、抽象論は多いものの、逆に国民の手に憲法改正の主導権をとり返すためにも見直すべきと思うがどうか。
④ 憲法改正で国民の関心が最も高い項目の一つは9条(戦争の放棄)であることは確かだが、私は、第8章地方自治の92条から95条にも注目している。この4条は、いずれも観念的、抽象的に過ぎる感じで、憲法の想定する地方自治のイメージが定かでない。もう少し、実体的なきちんとした規定にする必要がある。
○お知らせ ― 5月14日(火)午後3時30分頃から、予算委(TV中継入り)で質問します。時間の許す方はご覧下さい。
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