片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.04.15

771号 NHK・「日曜討論」(4月14日)での私の意見

 414日(日)にNHK・「日曜討論」に出演、テーマの選挙制度改革につき、わが党を代表して私が申し上げた意見は、大要次のとおりです。

 ① 昨年末の衆院選につき「違憲」さらには「無効」判決が続出したが、それは立法府の怠慢に対する司法の弾劾であり、真摯に受けとめなければならない。判決にクレームを付けるのでなく、早急に違憲を解消することが必要だ。

 ② ただし、この場合「05減」の区割り法案だけ成立させればよいということではない。そもそも05減は緊急避難、その後状況が変わり、今、05減を通しても直ぐに2倍を超え違憲になる。「05減」と併行して、本格的な定数削減の努力をすべきで、与党にその姿勢がないことに野党の不信がある。

 ③ 選挙制度改革論議には、ア 最低限2倍未満とする一票の格差是正、イ 身を切る努力としての定数削減、ウ 衆、参両院を通ずる制度の抜本改革の三つがある。三つ一緒の改革が理想だが、それは仲々難しい。せめて、この通常国会では、自公民3党の合意もあり、ア及びイは是非とも実現すべきではないか。

 ④ わが党はアには反対ではないとしても、イも併せて行うことが必須の要件だ。わが党の定数削減案は、当面は現行制度を維持しながら、総数480人を3割削減して336人にし、小選挙区は240人、比例区は96人にする案だ。

 ⑤ ウについては、道州制の採用や地方分権改革の推進で国がスリムになるなら、一院制ないし、参院をドイツのような制度にすることも検討されてよい。中選挙区制へ復帰、小選挙区制のみ等もすべて対象となる。衆、参両院はそれぞれ異なる民意を代表する選挙制度にすることがベターだ。

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