片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.03.01

758号 安倍首相の施政方針演説

 安倍首相は28日午後、衆参両院で就任後初の施政方針演説を行いました。その骨子は次のとおりです。なお、外交、財政、経済の3演説も同時に行われました。

 ① 現場主義で復興を加速する。復興予算19兆円枠を見直す。

 ② 力強い日本経済を取り戻すため、金融政策、財政政策、成長戦略の「三本の矢」を射込む。

 ③ 政府の責任でTPP交渉参加について判断する。強い農業を創る。

 ④ 安全が確認された原発は再稼働する。ただし、原発依存度は低減する。

 ⑤ 教育委員会制度の抜本改革を検討する。六・三・三・四制の見直しで「平成の学制大改革」を検討する。

 ⑥ 受益と負担の均衡のとれた持続可能な社会保障制度を構築する。社会保障制度改革国民会議で改革を具体化する。

 ⑦ 日米同盟は基軸なので、日米安保体制の抑止力を高めるためにさらなる役割を果たす。

 ⑧ 普天間飛行場の移設、嘉手納以南の土地返還計画を早期に進める。

 ⑨ 日中は最重要の2国間関係の一つであることから、日中両国が戦略的互恵関係の原点に立ち戻るよう求める。

 ⑩ 憲法審査会の議論を促進し、改憲に向けた国民的議論を深める。

 首相自らが1月の所信表明演説の続編と位置づけた今回の施政方針演説は、経済優先の政策運営を強調しながらも、憲法、外交、教育などに安倍カラーをにじませています。いよいよこれから、国会で本格論戦が始まります。

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