片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2013.01.11

744号 緊急経済対策の骨子について

 政府が、本日閣議決定する事業規模で20兆円超といわれる緊急経済対策の全容が判明しました。その骨子は、次のとおりです。

 ① 「縮小均衡の分配政策」から「成長と富の創出の好循環」へ転換。「強い経済」を取り戻す

 ② 大胆な金融政策、機動的な財政政策、成長戦略の「3本の矢」で円高・デフレから脱却

 ③ 東日本大震災の復興を加速。老朽化した社会インフラ対策を重点的に実施

 ④ 明確な物価目標の下で、日本銀行が積極的な金融緩和を行っていくことを強く期待

 安倍首相がご執心の金融緩和については、政府は日銀との間で合意文章を取り交わす方針ですが、今回の対策でも④のごとく、日銀の踏み込んだ対応を求めています。政府のまとめるものに、このように日銀の所掌について具体的に書き込むことは異例でしょう。

 公共事業では、「国土強靱化の推進」を掲げ、病院などの医療施設や学校や社会福祉施設の耐震化を進め、トンネルや橋梁などの緊急補修を行うことも明示しました。公共事業の拡充で地方自治体の財政負担が懸念されることから、「地域の元気臨時交付金(仮称)」の交付も盛り込み、防災などに特化した社会資本整備のための交付金も創設しています。

 この経済対策を行うために必要な約10.3兆円を盛り込んだ平成24年度補正予算案は、15日に閣議決定される方針です、念のため。

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