片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.12.28

740号 第2次安倍内閣、スタート

 1216日の総選挙で、自民党が大勝、公明党も順調で、両党で衆院の23を超える325議席を獲得したことはご承知の通りです。1226日召集の特別国会において、衆参で安倍自民党総裁が首班指名を受け、即日第2次となる安倍内閣を組閣しました。安倍首相としては、平成199月以来53か月ぶりの再登板で、首相再登板は吉田茂氏以来64年ぶり、戦後2人目です。

 首相は同日夜の記者会見で、内閣を国家、国民のための危機突破内閣と定義し、デフレ脱却と円高是正を通じた経済再生、東日本大震災からの復興を内閣の最重要課題に位置づける方針を表明しました。

 そして、同日深夜の初閣議で、首相は緊急経済対策の策定と平成24年度補正予算案の編成を各閣僚に指示しました。また、首相は従前の新規国債発行額44兆円以下にこだわらず、思い切った編成をすることを表明、さらに閣議で経済対策や成長戦略の企画立案、調整を行う司令塔として、マクロの方針を策定する経済財政諮問会議に合わせて、ミクロ政策全般を担う日本経済再生本部(本部長 安倍首相)の新設を決めました。

 今回の閣僚人事についてマスメディアは様々な評価をしていますが、私は、①政策は内閣主導で進める体制とし、選挙中心の党との役割分担を明確にしたこと、②国会答弁、実務能力等を重視しつつ、ベテラン、中堅、若手のバランスをとった重厚布陣で、派閥にもそれなりの配慮をしていること、③第1次安倍内閣とその前の小泉内閣時代の人脈を活用していること、④しかし全体としては、側近を含め同志、友人を優遇、「お友達」風の雰囲気が強いこと、を指摘しておきます。

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