片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.11.09

727号 野田首相と原発再稼働について

 野田首相は原発再稼働につき、強い定見を持たず、エネルギー政策に対する指導力に欠けると指摘されていますので、その見解を次のとおり検証して見ました。

 ① 総理就任前(財務相、平成23716日、記者団に)・「完全に原発をゼロにするのは個人の夢としてはあるかも知れないが、政府が前提とするのはそう簡単ではない」と原発再稼働を容認

 ② 総理就任直後(平成2392日、記者会見)・「寿命がきたら廃炉とし、新規は無理という基本的な流れの中でエネルギー計画を作る」と脱原発を表明

 ③ 国連本部演説で(平成23922日)・「原発の安全性を世界最高水準に高める」と原発活用を打ち出す

 ④ 関係閣僚会合で(平成24530日)・「原発発電は単に夏の電力確保のためだけでなく、社会全体の安定と発展のため引き続き重要だ」と大飯原発再稼働を決断 平成2478月の国民的議論・「原発ゼロ」意見が多数、同年97日民主党の提言・「30年代に原発稼働ゼロ」

 ⑤ 政府エネルギー・環境会議(平成24914日)・「30年代に原発稼働ゼロ」をエネルギー・環境戦略として決定 平成24915日~18日に米、仏及び立地自治体、経済界から強い反撥があり、同年919日の閣議で、エネルギー・環境戦略の閣議決定を見送る。野田首相は「基本はぶれず、将来を過度に縛ることなく、確かな方向性とを両面あわせ持った戦略が必要だ」と述べる

 ⑥ 衆議院の所信表明演説で(平成241029日)・「30年代に原発稼働ゼロを可能にする」と元へ返る。原発再稼働には反対か、そうでないかは依然、不明。

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