片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.09.28

716号 安倍自民党新総裁とその課題

 自民党総裁選は26日行われ、安倍氏が石破氏など4氏を破り、新総裁に選出されました。第1回投票では、石破氏が地方票の55%を獲得、第一位でしたが、国会議員のみの決選投票では、安倍氏が108票対89票で逆転しました。

 この結果には様々な見方がありますが、領土問題が深刻化し国民が保守志向になったことが判り易く強硬論を説く安倍、石破両氏には追い風となったこと、また一時本命、対抗とされた石原、石破両氏がメディア等のバッシングを受けたこと等も大いに影響があったと思われます。

 新総裁となった安倍氏は、当選後の挨拶で、政権奪還に向けて全力を盡くす、強い日本をつくると、力強く決意表明をしました。政権奪還には当然のことながら、国民に説得力のある政策を提示し、反対だけでない筋の通った国会対応をすることが求められます。しかも言動が具体的であり、判り易くなければなりません。それには、まず次のことが考えられます。

 ① まず人事について。今度は盟友・側近だけの「お友達内閣」と言われないように、老壮青の挙党体制を構築し、思い切った若返り人事を図ることです。

 ② 持ち越しの特例公債法案、衆院定数是正法案等の成立に協力し、「近いうち」解散・総選挙に、早急な筋道をつけることです。そう簡単には行かないでしょうが。

 ③ 対中国、対韓国の関係改善に、具体的で建設的な提案をすることです。日米同盟の強化についても、野党としてできることは、いっぱいあります。

 ④ TPP交渉参加、原発エネルギー政策につき、党としても個人としてもアイマイなままでは信頼は得られません。ここでも責任ある対案が必要です。

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