片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.09.11

711号 民主党代表選と自民党総裁選

 民主党代表選は10日告示、21日投開票、自民党総裁選は14日告示、26日投開票ですが、どちらも構図が固まって来ました。

 民主党の方は、再選をめざす野田首相に、赤松元農水相、原口元総務相、鹿野前農水相の計4人が立候補し、4氏は10日、共同記者会見に臨み、党運営や脱原発、TPP参加など重要政策に関し、それぞれの意見を訴えました。

 首相支持は、野田、旧民社党系の両グループを始め、前原、菅両グループにも浸透、旧社会党グループの赤松氏、鹿野グループの鹿野氏、反野田勢力の原口氏を圧倒、代表選は事実上、首相の信任投票になると見られています。

 自民党の方は、10日、谷垣総裁が出馬断念を表明し、党内外に衝撃を与えました。すでに、町村元官房長官、石破前政調会長が出馬を表明、11日には石原幹事長、12日には安倍元首相がそれぞれ出馬の表明を予定、林政調会長代理も出馬に向け準備中で、そうなれば5氏の争いとなります。

 これまで強い意欲を示していた谷垣氏の出馬断念は、表向きは候補者の乱立、とくに執行部から総裁と幹事長の2人が立つことは好ましくないと説明しているものの、問責決議の処理などで谷垣氏の求心力が低下し、再選のメドが立たないことが背景にあると報じられています。谷垣氏は、次の総裁には、自分の敷いて来た政権奪還と3党合意の貫徹を望むとしていますが、それは正しい路線だと私も考えます。

 さて、この谷垣氏不出馬の影響が総裁選にどう出るのか、本命視される石原氏にとって、執行部一本化によりプラスとなるのか、明智光秀と見られてマイナスとなるのか、今のところ判然とはしません。

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