片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.07.25

697号 予算委(7月24日)での私の質問(その一)

 724日の予算委で質問しました。原発についての部分を中心に、大要を次のように紹介します。

①まず、私20日(金)午後6時頃、官邸周辺を通り、小雨の中、大勢の人による原発再稼働反対のデモ、集会を見、その後、鳩山元首相が現れて反対演説をしたと聞いた。鳩山氏は消費増税法案反対に次ぐ造反だ、党のガバナンスや党首のガバナビリティはどこにあるのか、首相は党の代表として処分すべきではないか。

②大飯原発の再稼働は野田政権の苦渋の決断だろうが、多くの国民は納得していない。電力需給ひっ迫の中で、今冬の泊(北海道)、来夏の伊方(四国)、川内(九州)等の原発再稼働がホットな課題となっている。当然新法に基づく新規制委が対処することになるが、規制委には新安全基準による厳正な審査が求められる。規制委が国民の期待に応えられなければ新規制システムへの国民の信頼はない。政府は、電力会社に対し、規制委に全面的に従うよう十分な行政指導をすべきだ。

③現在政府は、2030のエネルギー構成につき3案を提示、全国で討論集会を開いている、電力会社社員の取扱いなどでトラブルを起こし、ニュースとなっている。しかし、選択的に3案を示し、出席者が一般論を戦わせるだけでは重味もなく、議論が収斂する筈がない。あらゆる要素を詳しくシミュレーションし、しっかりしたスタディの上に、1つだけ計画原案を提出、国民の判断を仰ぐべきだと思う。

基本路線は「脱原発依存」。私は「原発からのなだらかな撤退とベストミックス」と言って来た。そして、原子力技術を維持し、廃炉、(使用済核燃料の)永久貯蔵、周辺からの放射能汚染の防禦、新型原子炉の開発等に取り組む必要は残る。

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