片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2012.05.15

677号 日中韓首脳会議の共同宣言

日中韓3か国は、14日、北京で13日に開いた首脳会議の共同宣言を1日遅れで発表しました。その骨子は次のとおりです。

①未来志向での協力強化

②海賊、エネルギー安全保障、サイバーセキュリティ、テロ、大量破壊兵器拡散

などへの対策で協力推進

③日中韓FTA交渉の年内開始へ作業を直ちに開始

④金融協力強化。国債への相互投資促進と情報交換

⑤知的財産権保護で協力

⑥東アジア首脳会議やAPECなど地域枠組み強化

⑦地域経済連携構想の議論加速化へ作業部会設置

⑧軍縮など地球規模の課題に対処

G20の役割強化へ努力

共同宣言が発表されるや、日本のメディアは一斉に、3か国の経済連携の成果はアッピールされているものの、昨年、一昨年には明記した核開発を進める北朝鮮をめぐる文言が一切盛り込まれていないのは異例だと報道しました。実際は北朝鮮への対応についてとりまとめが難航、結局は文言を盛り込んで北朝鮮を刺激したくない中国の要求を日韓が受け入れて、発表も13日の予定が1日延びたとのことです。

野田首相は、「共同宣言に言及はなかったが、北朝鮮が挑発行為を行わないよう自制を求めるという基本的な考え方は共有している」と強調していますが、尖閣諸島問題等を含め、一連の首脳会談すべてがきれいごとに過ぎるような気がします。

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