片山とらのすけ

おおさか維新の会

メールマガジン

一覧はこちら

2012.03.20

662号 NHK・日曜討論(3月18日)での私の意見

318日にNHK・日曜討論に出演しました。来年度予算案が参院で審議中であり、予算関連法案の攻防など「ねじれ」国会の主戦場は参院になることもあって、各党参院幹事長による討論番組となったようです。その大要は、次のとおりです。

①まず、消費増税法案について。私は「社会保障と税の一体改革」として昨年6月にまとめられ、年末には政府・与党の素案になり、本年1月には正式に決定された大綱に基づく法案が現在、民主党内でこれだけ揉めるのは、従前のマニフェストの「けじめ」をきちんとつけていないからだ。マニフェストを修正、撤回、党内のコンセンサスを得、与党とも合意、国民に釈明、謝罪した後、与野党協議を申し入れることが筋であることを、私は今回も強調しました。

②次に、予算案と一体の予算関連法案を、昨年と同じく故意に分離して、参院に送らないことは極めて遺憾だ。参院を通すための対策もなく、今のままでは野党は関連法案に反対、昨年と同じ状況となることは目に見えていると指摘しました。

③また、一体改革のうち社会保障改革の方は、全体像も定かでなく、決まった施策でも細部は不明、ロードマップもないし、「検討」という言葉が57回も出て来る。新しい年金制度など来年に法案を出すと言いながら、財源始め何も決まらず全く無責任だ。これでは増税先行の一体改革ではないかと、厳しく批判しました。   

④平成元年から衆参の「ねじれ」は常態化している。私は衆、参が同じである必要はなく、「ねじれ」を成熟した議会制民主主義へのステップにしたいと思う。一院制は憲法改正を伴うので難しく、国会法その他で衆参の役割分担を明確にすることを検討すべきだ、と改めて持論を展開しました。

ページトップへ