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2012.01.24
646号 主要国のリーダー交代と野田政権
年が改まり、元旦から各地で新年会が相次いでいます。会合に出る度に、今年を良い年にしたい、明るい希望のある年にしたい、という皆んなの想いを実感します。
今年は、世界主要国のリーダー交代の可能性がある年です。1月14日投票の台湾の総統選挙は、現職の馬英九氏が勝ちました。中国のトップが秋の党大会で胡錦濤氏から習近平氏に変わるのは既定路線のようです。大統領選で、3月にロシアのプーチン氏、4月から5月にかけてフランスのサルコジ氏がどうなるのか、11月にはアメリカのオバマ氏の再選があるのか、12月には韓国の李明博氏は任期満了の交代です。これらのリーダーが変われば、わが国との関係に、それなりの影響が出ることは間違いありませんし、その対応に誤りなきを期さねばなりません。
わが国では、小泉氏の長期政権以後は、ほぼ平均1年の政権が自民党3代、民主党3代と6人続いて来ました。政権交代が行われてから2年5か月、この間の民主党政権の実績とわが国の逼塞状況はご承知のとおりです。マニフェストに掲げたことは実現できず、掲げていない消費増税やTPPに野田首相は血眼です。
私の新年会で、後援会長は、昨年11月の参・予算委の代表質問で私が野田首相に対し、戦後の長期政権の首相を見習って、「低姿勢、実直、安全運転」でなく、「ワンマン、変人、独断専行」で行けと挑発したから首相が消費増税にのめり込んで暴走していると指摘しました。当たらずと言えども遠からずと思いました。
いずれにせよ、国民の支持もなく、たらい廻しの3人目となる野田政権に正統性はありません。消費増税を含めて、すっきりと国民の審判を仰ぐときが来つつあると考えますが、どうでしょうか。
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