片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2011.12.23

638号 私が年末に思うこと

毎年、年末になると「時」の経つ早さをつくづく感じることが多く、大昔に、外国の学者が「高齢になるほど時間の経過が早くなる」と言ったという話を聞いた記憶がありますが、このところ本当にそれを実感しています。

今年1年もあっという間でしたけれども、今年は普通の年ではありません、千年に一度と言われる東日本大震災が311日に発生した大変な年で、死者、行方不明者約2万人、物的被害約17兆円という大惨事となりました。唯一、慰められるのは、政府・与党の大震災の対応が後手、不手際が続く中で、被災民が秩序と礼節を重んじ、忍耐強い相互扶助の行動に終始したことに、世界中が感嘆したことです。

私どもは、この大震災を天の試練として受けとめ、「禍を転じて福とする」精神で乗り越えていかなければなりません。大震災の復旧、復興の予算は本年度に4次までの補正を行い、来年度の予算まで加えると、集中復興期間(5)19兆円はほぼ積み上がっている勘定です。その予算を早急かつ有効に執行し、被災地の復興、再生を図りつつ、復興特需を拡大、円高、デフレ対策と併せて、景気の本格的な回復を図ることが来年の第一の目標です。

そして、もう一つ求められるべきは、地に落ちた政治の信頼を回復しながら、政局の安定を進めることです。2大政党制への移行と政権交代は、「ねじれ国会」による与野党の不毛の対立を生み、政党政派への不信と政治への閉塞感を惹起して、無党派層を増大、政治の不安定化をもたらしました。この打開がなくして、日本の政治に未来ありません。そのためにも来年中の政策本位の政界再編と衆院解散・総選挙は不可避だと私は考えています。

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