片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2011.10.25

621号 大阪府知事・大阪市長選、ダブル選挙へ

橋下大阪府知事が1022日未明に、辞職願(31日付)を府議会に提出、了承され、大阪市長選へのくら替え出馬を表明しました。これで1127日投開票の大阪府知事選と大阪市長選のダブル選が確定しました。市長選には当然平松現市長が出馬しますし、知事選には橋下氏と同志の維新の会幹事長が出、その他の立候補もありますから、両選挙とも激戦が予想されています。

 橋下氏のダブル選の大義名分は「大阪都構想」です。これは東京都と23特別区をモデルに、政令指定市である大阪、堺両市を解体し、府と合わせて大阪都に再編しようという構想です。政令指定市とは、今回昇格する熊本市を含め20ですが、簡単に言うと、道府県並みの権限と財源を持ち、道府県から独立、知事の干渉は受けず、国と直接交渉できます。これが橋下氏には不満のようです。

 橋下氏は、府と両市を大阪都にし、市域を1012の特別区に分割して、公選の区長、区議会を置き中核市並みの権限と財源を与えれば二重行政が解消、住民サービスが充実し、広域行政は都で効果的に行われると説きます。

 一方、平松氏は、市としての一体性と活力が失われサービスは後退すると反対、市議会始め市職組などの抵抗も強く、橋下氏ときびしく対立しています。また、現在の都制度は東京都以外を想定せず、大阪都を認めるとすれば区割り、事務・税財源配分等を決め、法律改正をする必要があり、簡単に行く話ではありません。

 大都市制度については、国に確たる考えが無いうえに、他にも中京都(愛知県と名古屋市)、新潟州(新潟県と新潟市)等の構想も出て、まさに百家争鳴で、早急にどこかできちっと方向をまとめて行かなければならないことは確かです。

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