片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2011.05.31

580号 「コンパクトシティ」と「スマートシティ」

コンパクトシティについては、わが国でもいくつかの都市で試行が進み、私も郷里の岡山市などに、構想推進を推奨しています。これは、都市を郊外に無秩序に拡散せず、都市構成をコンパクトにすることにより、中心市街地を活性化するとともに、都市機能の効率化と新コミュニティの形成を図ろうとするものです。

また、コンパクトシティには、歩行を優先して、自動車利用を抑制しエネルギー効率を改善することや都市再開発におけるスマート・グリッドや太陽光発電の導入、さらには、地球温暖化問題からする環境への十分な配慮、郊外における農業の集約化の促進等も当然に入っています。

311日午後に東日本大震災が発生し、地震、津波、原発事故、風評被害という四重苦の大惨事となり、わが国の根幹を揺るがせていますが、とくに、エネルギーについては、これまでの政策の抜本的な見直しを求める一方、電力供給の逼迫からする省エネ社会への転換を強く迫っています。

これに応えるのが、スマートシティ構想です。スマートシティは多くの場合、最新技術を活用し、エネルギー効率を最大限高めた都市づくりの意味で用いられ、そこには、少なくとも、①太陽光発電や風力発電等の再生可能エネルギー、②IT技術を活用し、電力の流れを効率的に制御するスマート・グリッド、③電気自動車と充電装置、④省エネルギー住宅と関連設備等が不可欠です。

わが国のみならず、世界各国において現在、スマートシティへの取組みが懸命にされていますが、今後の都市政策の大きな方向は、「コンパクトシティ」と「スマートシティ」の実現にあることは間違いないと、私は思っています。

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