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2011.05.13
575号 被災地・女川町を視察して
5月12日、参院総務委は、懸案だった被災地の視察を宮城県の女川町で行いました。参加議員は、超党派の11名、参院事務局より随行4名で、午前7時過ぎの新幹線で仙台へ、そこでバスに乗り換え、まず石巻市へ、小高い丘から市内全景を展望。私も知っている石巻市の平坦地のほとんどが荒廃しガレキの山となっていることに驚きました。バスの車中で晝食をとり、目的地の女川町へ。
午後0時半着、まず被災のNTTビルに入り、午後1時過ぎ仮設役場(女川第二小学校)で、安住町長始め町幹部から被害状況等の説明を聞き、意見交換、時間超過で小1時間になりました。ここでも町の全景を見、石巻市以上の惨憺たる状況に唖然としながら、総合体育館避難所、移動郵便局を訪ね、役場、郵便局、消防署、漁港施設等の被害状況をくわしく視察、深刻なのは、1~2mの地盤沈下があちこちで起きていることです。午後3時半、小雨の中をバスで出発、帰途に着きました。
安住町長及び町幹部とは、熱の入った真剣な論議となり、①女川町は漁業の町で50億円以上の水揚げがあり、是非その復活を図りたい、それには漁協の統合や漁業権の問題、加工業界との連携等色々あるが、それを乗越える支援策を望む、②住宅や公共施設等は高台へ移転、復興したいが、漁業関係は海岸近くになる、その場合守るべきレベルを指示して欲しい、③ガレキは、町が責任を持って仕分けをした上で、国の負担でゼネコン(地元業者は下請け)に処理させる方法が良い、④復興については、地方自治体への一括交付金方式が望ましい、⑤女川原発は、今回はつつがなく停止できたので、再度、安全性を確認のうえ、再開されてもやむを得ない、⑥住民対策として、3世代同居等には特別に減税をしたらどうか、等々が出ました。
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