メールマガジン
2011.05.02
572号 参院予算委(5.1)での私の質問
5月1日午前8時50分から、参院予算委で基本的質疑(昔の代表質問)が7時間コースで行われました。東日本大震災の復旧、復興のための本年度の第一次補正予算が4月28日に提出され、異例ですけれども、GW連休中に国会審議をすることとなり、4月30日に衆院を通過、参院に送られて来たからです。
私は、例によってラストから2番目に、午後4時頃から質問しました。その大要は、次のとおりです。①一次補正の提出も遅いが、復興基本法案の提出はもっと遅い。基本の体制をしっかりと樹立せずに、会議、本部等を乱立するから、司令塔なく混乱、迷走する、基本法案はいつ提出するのか、その概要はどうか。
②関東大震災や阪神淡路大震災の例をみても、新設の役所をつくるべきでない。行革や地方自治に反し、必ず二重行政となり、ワークするまで時間がかかる、全体の組織をフルに働かせる方がよい。
③今回の大震災の特徴からして、国は前面に出て制度、資金、人材、情報などあらゆる面で全面的に支援することは当然だが、しかしあくまで裏方に徹すべきで、東北地方を国の直轄地にしてはならない。県や市町村(状況、能力によるが)が中心となり、できれば連携しつつ、主役として復興計画を策定し、推進すべきだ。
④組織は簡素で判り易くし、専任大臣にすべてを任すべきだ。首相は全体を総括しつつも「君臨すれども統治せず」が望ましい。
⑤この大震災に首相であったことを私は「めぐり合わせ」と言い、首相は「運命」と言われた。この時に、首相が何をやり、どう身を処するか、国民のみでなく、後世歴史がどう評価するかを是非認識して欲しい。
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