片山とらのすけ

おおさか維新の会

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2011.04.26

570号 統一地方選と菅首相の今後

4年に1度の統一地方選が終了しました。東日本大震災のため、一部の選挙は延期され、各党、各候補者は選挙カー、街頭集会などを自粛する異例の選挙戦でした。

 選挙結果からみると、民主党の惨敗です。今回の候補者も当初目標の半分にとどまったうえ、民主、自民の対決となった東京、北海道、三重の3知事選で民主党は全敗、41道府県議選なども公認・推薦候補は不振でした。また、同時に行われた衆院愛知6区補欠選挙では候補者を擁立できず、不戦敗となりました。

 菅首相は国会で、この結果を真摯に受け止めると繰返し答弁しているものの、本当にそうか疑わしいと思います。そもそも菅政権は3月、4月危機などと追いつめられていたなかで、大震災が発生し状況が一変、危機はふっ飛びました。ところが、評価が上がる筈の大震災と原発事故での対応に、不手際と後手が続き、国民の信頼を大きく損なう逆の結果となり、それが統一地方選に悪影響を及ぼしたことは間違いありません。

 私自身も418日の予算委・集中審議で菅首相の自発的辞任を強く迫りましたが、今や与野党の「菅おろし」は大きな流れです。ご自身が大震災の復旧、復興はすべて行い、財政再建までやりとげると言っても、どれだけ説得力があるでしょうか。

 「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」、バラマキ4Kを撤回するなど大胆に野党側に譲歩して大震災の復旧を仕上げて、復興への道筋をつけ、この国会で潔く身を引くことこそ、大震災との遭遇を運命といわれる菅首相が歴史に名を残す途だと私は思いますが、どうでしょうか。

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